社長あいさつ



 明治39年(1906年)に創業して以来、絹織物の精練業務、整理・仕上げ業務、浸染(染色)業務など、絹織物全般において手作業にこだわりながらお客様のニーズに合わせた製品を加工しております。

 創業以来、幾多の試練・困難に直面して参りました。
特に、昭和40年代、絹製品は中国製品に押され、また化学繊維が主流となっていく中、同業者の多数が化学繊維に転換していきました。
 そんな中、羽前絹練は絹織物の加工ひとつにかけ、技術を磨き、ハンデを逆手にとり、「残存者利益」という生き残り戦略によって経営危機を乗り越えてきました。

 現在では、絹織物の加工における洋装分野では、日本一の加工高と生産量を上げている会社として成長しております。

 今後も、(不易流行)「変えられないもの」と「時代時代に応じて変えていかなければならないもの」を上手く融合させ、高い技術ときめ細かい技術を併せ持つ企業として、高品質なものづくりと高付加価値な技術の確立を目指して努力して参ります。
 
 そして、会社の繁栄から社員の幸福へ、また、地域全体の活性化に繋がるよう社会にも大きく貢献していきたいと考えております。

 どうぞ宜しくお願いいたします。
 

 2018年5月

 代表取締役 阿部 純次